あなたのペースで、より軽やかな声や、より低い声を探ってみる方法
より高い声、より低い声に惹かれる理由が何であれ、それを探る時間は穏やかで、あなただけのものであってほしいと思います。リアルタイムのピッチメーターは、いまあなたの声がどのあたりにあるのかを示し、無理なく保てる高さを見つける手助けをしてくれます。
あなたの声には、いちばん落ち着く高さ、自然と収まる高さがあります。でも、それとは違う高さを探ってみたくなることもあるかもしれません。もう少し低く、もう少し高く、あるいは声の高さをもっと自分でコントロールできるように。そう望むのはごく自然なことで、どんなペースで探るかはあなた次第です。これは、穏やかで、あなただけの練習です。誰かが思い描く「こうあるべき」という声に、無理に自分の声を押し込めることではありません。
声の高さを探ってみたくなる理由
ここに来る理由は人それぞれです。もっと落ち着いた低い声で、堂々とした印象を持ちたい人。もっと軽やかな声を求める人。ただ自分の声をもっと自分らしく感じたい、あるいは自分自身の感覚に近づけたいという人。そのどの理由も、そのまま大切にされてよいものです。直すべき「問題」がなければ探ってはいけない、ということはありません。あなたの声なのですから、それに何ができるかを探ってみてよいのです。
自分の声の高さは、自分では正確に聞こえない
声の高さに取り組むのが難しい理由のひとつは、自分の声を自分では正確に聞き取れないことにあります。あなたは自分の声を、頭蓋骨の骨を通しても聞いていて、その分だけ、他の人に聞こえるよりも低く、豊かに響いて感じられます。録音した自分の声がとても違って聞こえるのはそのためです。ですから、いま自分の声がどのあたりの高さにあるのか、その高さを一定に保てているのかを、内側から判断するのは本当に難しいのです。
リアルタイムのメーターが、声の位置を示してくれる
リアルタイムのピッチメーターは、見えないものを見えるようにすることで、その難しさを解決してくれます。いまこの瞬間に、あなたの声が低め、ちょうど真ん中、高めのどこにあるのか、そして一定に保てているのか、それともずれていっているのかを示してくれます。手探りで推測する代わりに、いまの位置を目で見ながら、目指している高さへ声を穏やかに導いていけます。そして同じくらい大切なこととして、無理なくその高さを保てているときにも気づけるのです。
穏やかに探る。決して無理をしない
いちばん大切なルールは、穏やかに進めることです。心地よい範囲よりもずっと高く、あるいは低く声を押し出すと、筋肉に負担がかかり、声がかすれたり喉が痛くなったりすることがあります。無理をすることが目的では決してありません。少しずつ、楽に感じられる範囲で取り組み、痛みを感じたら止めてください。力を抜いて自然にたどり着いた高さのほうが、無理に出した高さよりもずっと健康的で、ずっと長く続けられます。
極端さよりも、安定していることのほうが大切
出せるいちばん低い音や高い音を追い求めたくなるものですが、それが声を自分らしく感じさせてくれるわけではありません。文全体を通して、そして言葉の切れ目でも、心地よく一定に保てる高さのほうが、一瞬しか届かない極端な高さよりも、ずっと自然で自信のある響きになります。心地よい範囲で安定して保てるように練習することこそ、本当の技術です。
声と自分自身が結びついていると感じるなら
人によっては、声は自分自身のあり方や、どう見られたいかと深く結びついていて、しっくりくる声を見つけることが、とても大切な意味を持つことがあります。もしあなたがそうなら、知っておいてほしいことがあります。性別に沿った声のトレーニング(ジェンダーに肯定的なボイストレーニング)は、確かに存在し、支えのある分野です。そして、それは声を安全に、無理なく変えていく手助けをしてくれる、資格を持った言語聴覚士や声の専門家に導いてもらうのがいちばんです。Vocalioは治療でも医療でもなく、専門家の代わりになるものではありません。Vocalioがなれるのは、あなただけの、評価にさらされない場所です。あなたのペースで練習し、その歩みを目で確かめられる場所として、単独でも、あるいはあなたを導く専門家と並んで使うこともできます。
あなたの声を、あなたのペースで
どんなきっかけで始めたとしても、自分の声を探る時間は、穏やかで、あなただけのもので、プレッシャーのないものであってほしいと思います。Vocalioは鏡とメーターを差し出します。方向とペースを決めるのはあなたです。到達しなければならない目標もなければ、見ている人もいません。ただ、自分の声を知り、望むどこへでも穏やかに導いていける、静かな場所があるだけです。
Vocalioは、日常のスピーチ練習とセルフケアのためのアプリで、医療行為や言語療法ではありません。話し方や健康に不安がある場合は、専門の医療機関にご相談ください。